「ありがとう」のチカラ
中国地方も梅雨入りした。
ジメジメと暑苦しい中、
今日はハートフルな事を書いてみる。
「ありがとう」について。
物凄くありきたりな言葉だが、
使いようによっては物凄いチカラをもつ
不思議な言葉である。
今日は珍しく、
自分が発した「ありがとう」が
ダイレクトに相手に伝わった!と手ごたえを感じた瞬間があった。
こんな事いちいち分析して言葉に綴るのは恥ずかしいのだが、それ以上に私が嬉しかったのだ。
簡単に説明すると、こういう経緯だ。
私が大の苦手とする長距離運転を伴う仕事を、後輩が代わりにやってくれた。
日帰りで往復8時間の運転だ。
何か御礼をしなきゃ、
コーヒーでも買って渡す?等
思考を巡らせていたのだが、
終業時間になってしまった。
よし、とりあえず「今日は仕事代わってくれてありがとう」とだけ伝えて帰ろう。
そう心に決めて、帰り際に声をかけた。
「◯◯君、今日は代わってくれてありがとう」
私は自然と相手の目を真っ直ぐに見て、
いつもより丁寧に声を出し、
ゆっくりと伝えた。
いつもクールでスカしている後輩なのだが、
本当に嬉しそうな表情で微笑んでくれたのだ。
ああ、これは私の心からのありがとうを、感じ取ってくれたのだな。
そう手応えを感じた。
私は、言葉を相手に届けるにあたって、
「どう伝えたか」
ではなく
「どう伝わったか」が全てであると考えている。
普段何気ない会話の中でも、
本当に重要な場面や
ここぞ、というときには
これを試して見てほしい。
・まず相手の名前を呼ぶ
・相手の目を真っ直ぐにみる。
・丁寧に声をだす
・ゆっくりと伝える
コミュニケーションの素晴らしさを肌で感じた一日であった。